千種有宗の「こころなき身ゆゑ」

歷史・文化・詩歌・音樂に就いて語る

【#30】名句箴言006「敵を擇びて進むは、豈武臣の爲す所ならんや」

 擇敵而進豈武臣所爲乎

 敵を擇びて進むは、豈武臣の爲す所ならんや

 

 ――平重盛(賴山陽『日本外史』卷一)

 

 

 保元の亂の際、白河北殿西門を守備してゐた剛弓の射手・源爲朝の奮迅に遭ひ、平淸盛は已む無く南門に囘ることを指示した。これに對する重盛の血氣溢れる名句である。尤も、淸盛は重盛を諫めて南門から突入し、見事白河北殿を陷れた。敵は擇ばねばならない。

 

 


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