擇敵而進豈武臣所爲乎
敵を擇びて進むは、豈武臣の爲す所ならんや
保元の亂の際、白河北殿西門を守備してゐた剛弓の射手・源爲朝の奮迅に遭ひ、平淸盛は已む無く南門に囘ることを指示した。これに對する重盛の血氣溢れる名句である。尤も、淸盛は重盛を諫めて南門から突入し、見事白河北殿を陷れた。敵は擇ばねばならない。
擇敵而進豈武臣所爲乎
敵を擇びて進むは、豈武臣の爲す所ならんや
保元の亂の際、白河北殿西門を守備してゐた剛弓の射手・源爲朝の奮迅に遭ひ、平淸盛は已む無く南門に囘ることを指示した。これに對する重盛の血氣溢れる名句である。尤も、淸盛は重盛を諫めて南門から突入し、見事白河北殿を陷れた。敵は擇ばねばならない。